親守詩とは,子どもが自分を育ててくれた人(親や祖父母・家族など)を思って綴る詩のことです。
主に三つの形式があります。
(1) 五・七・五の「定型詩」(子がつくる)
★母さんの つくる料理は 世界一
(2) 五・七・五・七・七の「連歌」(親子等でつくる)
★(子) お父さん 長生きしてね おねがいね
(親) そろそろ禁煙 してみようかな
(3) 思いをのせた140字以内の「作文・詩」
★お母さんは,僕が生まれてすぐに亡くなったお父さんのかわりに,父として母として僕を守り慈しんで溢れる愛情をもって育ててくれました。父がいない家庭で,僕が胸を張って生きてこられたのも,お父さんが恋しくても決して寂しくないことも,幼い頃からたくさんもらったお母さんの愛のおかげです。
親守詩山梨県大会では,応募作品の中から受賞されたご家族を表彰させていただきます。
昨年度、山梨県大会の作品が3作品、全国大会の特別賞を受賞しました!
親学推進協会賞
角田 めぐさん(山梨県)小学校二年生
わたしは、おかあさんとおとうさんに名前をつけてもらいました。わたしは、「いい名前だね。」と、言ってくれたことがあったので、いい名前をさずけてもらったので、うれしいです。おかあさん、おとうさん、いのちをさずけてくれてありがとう。これからもいのちを大切にするね。
優秀賞
望月 瑶子さん(山梨県)園児
だいすきなままへ
まま、だいすきだよ。
ままといっしょのごはん、だいすきだよ。
ままといっしょのぼーるあそび、だいすきだよ。
ままといっしょのおふろ、だいすきだよ。
ときどきおこられることもあるけど。
まま、ずっとずっとだいすきだよ。
齋藤 未知さん(山梨県)小学校六年生
(子)汗いっぱい 6年間の 赤白ぼうし
(親)何回ゴムを つけかえたかな
親守詩作品募集要項
①募集対象
幼児・小中学生・一般(高校生含)の県民の皆さん
②応募しめきり
2018年 10月14日(日)
③各賞
各自治体の首長賞・議長賞・教育長賞・マスコミ社賞他
④発表方法
入賞された方には表彰式のご案内をいたします。
⑤表彰式
2018年11月18日(日)山梨県防災新館オープンスクエア(甲府市)にて
⑥応募部門
定型詩部門→子が作る「上の句の五七五のみ」の川柳
連歌部門→→子が「五七五」,親が「七七」の合作短歌
作文・詩部門→子が親への思いを表した140以内の作文
※別の作品であれば,お一人で三つの部門に応募いただけます。
応募のしかた(下の①から③のいずれかの方法で作品をお送りください)
①下の用紙をダウンロードしてFAX FAX→0553-33-4496
②下の用紙をダウロードして切り取って封筒に入れて郵送
送り先→〒404−0036 甲州市塩山熊野287−1
第6回親守詩山梨県大会事務局 中村千春 宛
③下のQRコードから入力
■■親守詩の広がり■■
親守詩(おやもりうた)は、高橋 史朗氏(親学推進協会
会長)の「子守唄は親から子へだが、その逆に親への“報恩感謝”の想いを表現する試みもあってよいのではないか」という思いをきっかけに2004年に愛媛県松山市で生まれました。松山青年会議所の募集の下、松山市内の小中学校、一般から多数の応募が有り、応募作品は2006年に「親守詩を詩(うた)おう!詩(うた)ってできる親孝行」という小冊子にまとめられ、その後、香川県親守詩実行委員会がこれを継承しました。
その後東日本へも拡大し、2012年には六本木ヒルズアリーナにて、東日本大震災の被災地から東京に避難している方々を招待して、被災地とテレビ中継で結んで親守詩を表彰するイベントを開催。さらに、小学校教師を中心とした民間の教育技術研究団体・TOSSが、子どもが詠んだ句に対して親が詩を返すタイプの親守詩を考案。各県の学校などで実践し、小学校のみならず、保育所や幼稚園、一般層にも拡大しました。
これまでの各地大会の開催実績が評価され、全国大会としては今回が初めてながら、文部科学省および総務省から正式にご後援をいただく運びとなりました。
第4回親守詩山梨県大会は,2016年10月29日(土)に、山梨県立図書館多目的ホールにて開催されました。
山梨県大会では、山梨県知事賞・県議会議長賞・県教育長賞などの授賞式が行われました。
【山梨県知事賞】 【山梨県議会議長賞】 【山梨県教育長賞】